
国際環境団体28機関で構成する「ネイチャーポジティブ・イニシアチブ(NPI)」は10月13日、自然の状態(State of Nature)を測定する世界共通指標「State of Nature Indicators and Metrics」の最終版を発表した。
【参考】【国際】NPI、陸域自然状態測定指標でパイロットプロジェクト結果公表。参画29社から概ね支持(2026年4月5日)
自然の状態(State of Nature)とは、気候変動分野にははなく、自然(ネイチャー)・生物多様性分野にのみ登場する特有の概念。気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)開示では、温室効果ガスの排出が気候の状態に影響を与えることが暗黙の前提となっているが、TNFDでは、企業行動が与える自然へのインパクトや自然への依存がどのような「自然の状態」を変化させ、それによって生態系サービスを変化させるかまでを把握することが求められている。
一方、自然の状態を測定する既存指標は600以上存在し、企業や金融機関が測定方法を選択する際の複雑さや、測定結果の比較可能性の不足が課題になっていた。そこでNPIは今回、科学的な厳密性と実務上の利用可能性を両立し、幅広い組織が活用できる最小限の共通指標セットを策定した。
具体的には、既存の600以上の指標を精査し、…
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