
サステナビリティ報告国際ガイドライン世界大手GRIは11月26日、GRIの独立基準設定機関グローバル・サステナビリティ基準審議会(GSSB)及び財務会計基準機構のサステナビリティ基準委員会(SSBJ)との間で双方での基準策定に関する覚書(MOU)を締結したと発表した。
今回の発表は、GSSBとSSBJが日本企業がGRIスタンダードの活用促進や情報交換等を継続的に行うためのもの。両者は11月14日、東京で初会合を実施し、それぞれの活動状況に関する情報交換、最近の動向について議論していた。
今回の発表では、「企業の財務上のリスクと機会の評価において、インパクト報告書と情報開示が果たす役割に関する検討」「日本企業がGRIスタンダードを自社の情報開示で活用できるようなキャパシティ・ビルディングの共同実施」「両者の基準策定における課題に関する情報交換」を行うことで合意した。
KPMGの調査では、日本の上位100社のうち87%がGRIスタンダードを活用。そのうち75%がサステナビリティ報告書の第三者保証を実施している。今後数ヶ月で日本企業がGRIスタンダードを活用するための実用的なガイダンスを提供するとした。
【参照ページ】Japanese sustainability reporting can benefit from GRI cooperation
【参照ページ】GRI meets with Sustainability Standards Board of Japan
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