
EU加盟国閣僚級のEU理事会は6月12日、ロシアとベラルーシから輸入される全ての農産物と窒素肥料に対する経済制裁関税を発動することを決定した。7月1日までに施行される。
EUの対ロシア関税は、世界的な食料安全保障の観点から農産物や肥料は対象外となっていたが、近年対象化する動きにまで発展している。今回の決定では、2023年のロシアからの輸入額が約15%だった品目に適用され、具体的には砂糖、小麦粉、飼料原料、発酵製品等が含まれる。また窒素肥料が対象となったのも今回が初。一方、リン酸肥料については、依然として適用外。
EU理事会は今回、今回の経済制裁は、ロシアとベラルーシの経済を弱体化させるための措置と主張。また、EU域内での食品インフレの懸念もあるため、EUの肥料産業と農家が保護されるよう厳格に監視されるとし、特に肥料に対する関税の引上げは、3年間の移行期間を経て段階的に実施されるという。また、供給源の多様化とEU域内生産の強化を加速する方針。
【参照ページ】Trade: EU adopts new tariffs on Russian and Belarusian agricultural goods and fertilisers
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