
英小売大手テスコは6月9日、英国農業セクターのレジリエンス向上に向け、食品・小売・イノベーション企業に対し、農家による低炭素肥料の大規模導入で協働するよう呼びかけた。英国の食料安全保障を高め、英国農家の経営安定化に繋げる狙い。
同社英国法人のアスウィン・プラサッドCEOは、低炭素肥料の活用は、環境影響を削減し、英国産品の安定供給に寄与する可能性があると強調。一方、英農家はイノベーション導入に前向きだが、有望技術であっても実証から日常的な農場利用に移行できないケースが多いという課題を指摘した。
同社は好事例として同社じゃがいもサプライヤーBranstonを紹介。すでに低炭素肥料を含む低炭素栽培技術の活用により、収量や品質に影響を与えずに温室効果ガス排出量を50%削減。生産されたじゃがいも500tは2026年初頭から同社店舗で販売されている。
【参考】【イギリス】テスコ、英政府に農家の持続可能な農業移行支援要請。低炭素農場2カ所も先行展開(2025年1月16日)
同社はその他、低炭素コンセプト農場でサプライヤーと新技術の実証を展開。5月には、農場のサステナビリティ、レジリエンス、生産性を改善するスタートアップやイノベーターの発掘プログラム「Tesco Agri-tech Challenge」も再始動した。
【参照ページ】Partnership approach vital to building resilience across UK farming sector – Tesco UK CEO
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