
米アルファベット傘下のグーグルは7月15日、投資会社ブルックフィールド・アセット・マネジメント傘下のブルックフィールド・リニューアブルとの間で、水力発電最大3GWを20年間調達する電力購入契約(PPA)を30億米ドル(約4,400億円)で締結したと発表した。
今回のPPAは、水力発電に関する初の「水力発電枠組契約(HFA)」を活用。企業間クリーン電力取引として史上最大となった。今回のHFAでは、第1弾として、ブルックフィールド・エナジーがペンシルベニア州ランカスター郡に保有するブルックフィールド水力発電所とセーフハーバー水力発電所の合計設備容量670MWを対象とした。
同HFAでは、双方の水力発電所の免許再取得または改修、アップグレードにより、発電所の寿命を延長。免許再取得後の発電電力をグーグルが購入する形となる。
グーグルは今回、今後2年間に、PJM(中部電力市場)地域内の各州で、データセンター及びAIインフラに総額250億米ドル(約3.7兆円)を投資する計画を発表。HFAで調達した電力は当該施設に供給される。同社は、24/7(毎日24時間)カーボンフリー電力で事業運営をする目標を掲げている。
グーグルは、MISO(中部大陸電力市場)地域でも、データセンター等の投資計画を進めており、今回のHFAではMISO地域も重点地域に指定されている。さらに、今回のHFAは、その他の地域にも拡大できるスキームとなっている。
グーグルは同時に、送配電網の近代化に伴う雇用創出を支援するためのトレーニングにも注力する。マッキンゼーの推計によると、米国では2030年までに13万人の電気工事士が追加で必要となる模様。グーグルは6月、電気技術者訓練アライアンス(etA)に助成金を拠出し、2030年までに10万人以上の電気技術者にAIを活用した学習ツールを提供し、3万人の新規見習工を訓練する計画を発表。さらに今回、同助成金を拡大し、ペンシルベニア州の新規電気技術者にも適用できるようにした。
【参照ページ】Expanding energy capacity, innovation and opportunity in the AI-driven economy
【参照ページ】Brookfield and Google Sign Hydro Framework Agreement to Deliver up to 3,000 MW of Homegrown Energy in the United States
無料会員に登録すると、
有料記事の「閲覧チケット」を毎月1枚プレゼント。
登録後、すぐにご希望の有料記事の閲覧が可能です。
無料登録してチケットを受け取る
【無料会員向け】有料記事の閲覧チケットの詳細はこちら
または
有料会員プランで
企業内の情報収集を効率化
- 2000本近い最新有料記事が読み放題
- 有料会員継続率98%の高い満足度
- 有料会員の役職者比率46%
有料会員プランに登録する