
英国グリーン投資銀行(以下、GIB)は4月1日、子会社のGIBFS(Green Investment Bank Financial Services Limited)が計画している洋上風力発電ファンドへの投資額が初回の締め切り目標額となる4億6300万ポンドに達したと発表した。世界初の洋上風力発電ファンド運用に向けて大きな一歩を踏み出した。
今回は第一段階の資金調達で、英国の年金基金や政府系ファンドらの機関投資家らが出資を主導したほか、GIBも200万ポンドを出資した。最終調達目標は10億ポンドで、資金調達は今後も続けられる予定だ。
同ファンドは洋上風力発電の投資に特化した世界初のファンドで、全額が調達できれば英国最大の再生可能エネルギーファンドとなる。ファンドの期間は25年間の予定で、長期志向の投資家に新たな投資機会を提供する。
GIBの最高責任者を務めるShaun Kingsbury氏は「洋上風力は英国のエネルギーインフラにとって重要な役割を果たしている。2020年までに英国中の820万世帯の電力需要を満たすクリーンな自然エネルギーの供給が期待できる」と語った。
また、同氏は「この規模のセクターは幅広い長期投資家を必要としており、彼らはこのファンドのように、商業的に成功しており、自信を持って投資ができる商品を求めている。更なる資本を引き込み、運用資産として流動性のある市場を作り出すことが洋上風力発電のコストを引き下げ、このセクターの持続的な成長を支援するための重要なステップとなる」と語り、今後に期待を寄せた。
GIBは2014-2015年度、英国全土で22のグリーンエネルギープロジェクトに対し合計7億2300万ポンドを出資しており、これまでの投資総額は46のプロジェクト、約70億ポンドに上る。今回の世界初の洋上風力発電ファンドが投資家にどのような長期リターンを生むことができるのか、今後の運用に期待が集まる。
【リリース原文】UK Green Investment Bank announces first close on world’s first offshore wind fund
【企業サイト】UK Green Investment Bank
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