中国の皮革製品業界団体である中国皮革協会は5月12日、中国で新しく施行された環境保護法と「国務院からの水汚染を防止する行動計画についての通達」(国務院通達2015年17号)に基づき、革製造と毛皮加工企業に対して環境保護審査を行うことを発表した。審査は環境保護自律行動グループに委託され、環境保護審査の専門家グループを形成、申請を提出した企業に対して材料審査と現場調査及び再調査を実施する。
環境保護規定に一致すると認定された企業名は公表されるとともに、政府の環境保護部、工業情報化部、商務部、品質監督検査検疫総局などの関連部門にも報告され、政府の政策づくりにも役立てていく。また、すでに環境保護基準にすでに達している企業に対しては、同協会の管理のもとで監督されていく。
中国での業界団体は、政府の外郭団体的な役割を担っていることが多く、今回のケースでも、各皮革製造と毛皮加工企業は、同協会が発した「皮革製造と毛皮加工企業に対する環境保護審査についての通知」の規定に従って、自己検査と改善を行い、なるべく早く課題を克服しなければならない。自社でのセルフチェックを実施した後は、中国皮革協会に環境審査申請と自己審査に関する証明書類を提出し、現地の省レベルの皮革協会にも報告する義務が課される。
【機関サイト】中国皮革協会
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