ユニリーバ・ジャパンは6月27日、2019年下期の新製品に、再生プラスチックを最大95%使用した製品容器に切り替えると発表した。まず「LUX」、「Dove」、「CLEAR」の3ブランドから着手し、2020年末までにPET素材の容器を100%再生プラスチックに切り替える。但し、一部着色剤等、技術的に切り替えが難しいものは除く。
同社は、プラスチック問題について、LBN-P(Less/Better/No-Plastic)を提唱。プラスチックの使用量を減らす「Less Plastic」、リサイクルしやすい素材や再生プラスチック、植物性プラスチック等に切り替える「Better Plastic」、プラスチックの使用を止める「No Plastic」を組み合わせることが重要としている。
今回の発表は、「Better Plastic」の取り組み。パッケージに使用する再生プラスチック(MR-PET)は、最先端のテクノロジーにより表面についた汚れのほか、真空・高温下で樹脂の中にしみ込んだ不純物まで徹底的に除去し、本来の純度と機能を回復させた状態で製品化する。そのため、リサイクル対象となるプラスチック廃棄物の範囲を広くできる。
リサイクル素材は、FDA(米国食品医薬品局)やEFSA(欧州食品安全機関)の認可を受けた原料会社からの樹脂のみを使い、品質や安全性、使いやすさ、デザインの美しさは従来型と同等を担保するという。
【参照ページ】「LUX/Dove/CLEAR」の3ブランドから再生プラスチックを使ったパッケージを8月5日(月)より順次採用
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