
タイヤ世界大手仏ミシュランと仏再生プラスチック・ベンチャーCarbiosは4月23日、廃ペットボトルをCarbiosのケミカルリサイクルで再生した素材で、ミシュランが求めるタイヤ素材の技術要件を満たしたと発表した。PET(ポリエチレンテレフタレート)素材を酵素でケミカルリサイクルしタイヤ生産に成功したのは今回が世界初。
【参考】【フランス】Carbios、アパレル・ポリエステル廃棄物からPETを生成するケミカルリサイクル技術開発に成功(2020年11月25日)
【参考】【国際】ネスレ、ペプシコ、サントリー欧州子会社、仏Carbiosのケミカル・リサイクル・プラスチック採用(2019年5月5日)
従来のマテリアルリサイクルでは、混合プラスチックを対象に、リサイクルを行うのが難しく、リサイクルに伴う品質劣化も課題だった。特にタイヤでは、破損抵抗や耐久性、耐熱性等の高い基準が求めれるため、タイヤ適格の再生プラスチックを生産するのが困難だった。
Carbiosの技術は、PETを解重合できる酵素を活用。全ての廃PETを対象にでき、様々なプラスチックやポリエステル繊維等が混合していても、リサイクルが可能。バージンPETと同水準で、100%再生素材かつ100%再生可能な製品製造ができる。これによりサーキュラーエコノミーの新たなチェーンが確立する。
タイヤは世界全体で毎年16億本が販売されており、今回の技術により年間で80万tのペットボトルをタイヤ繊維に転換することができる。ミシュランの調達量では、年間でペットボトルを30億本活用できる。ミシュランは、同社製品における再生可能またはリサイクル素材を含有量を2030年までに40%、2050年までに100%にする目標を設定済み。
【参照ページ】Carbios and Michelin take a major step towards developing 100% sustainable tires
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