アメリカのGISR(The Global Initiative for Sustainability Ratings)がサスティナビリティ格付けを認定するための原則を発表した。
GISRはサスティナビリティのための団体であるCeresとTellus Instituteによって2011年に発足した非営利団体。メンバーとして、Bloomgberg、Deustch Bankなど金融セクターの企業や、UPS、Disneyなど専門セクターの企業が参画しており、サステナビリティ指標と世界の金融市場指標との統合を検討している。今回発表された原則は、サステナビリティの数々の格付、認定、ランキングなどを認証するための性格のもの。GISR自身が企業の格付を行うことはないが、他を含め全体を包括する総合原則を定めることで、サステナビリティに一定の判断軸を整備しこうという試みだ。
サステナビリティには多様な定義が乱立している。CSRWireによると、現在、10000の会社が100もの格付システムを採用しており、さらに格付のための指標は400のテーマで合計20000もの指標があるという。今回、一定の水準を設けることで認識が共有できるようになったことは興味深い。GISRの発表した原則が唯一絶対のものであるわけではないが、このようなシステムを通して各企業がサスティナビリティに対する共通認識を得られることは意義のあることだ。
【団体サイト】The Global Initiative for Sustainability Ratings
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