米マクドナルドは、サプライヤーのサステナビリティに対する取り組みを評価する「2014 Best of Sustainable Supply」の優秀企業を発表した。対象は世界中のマクドナルドのサプライヤーで自主応募を募り800社から応募があった。対象は「気候変動とエネルギー」、「水」、「廃棄物」、「土壌と生物多様性」、「人間の健康と福祉」、「動物の健康と福祉」、「コミュニティインパクトと経済」の8部門。各部門賞の他、優秀企業計51社が発表された。マクドナルドの幹部だけでなく、業界専門家も選定に加わった。
<受賞企業>
○気候変動とエネルギー(部門賞2社)
Arla Foods:乳製品輸送時の消費エネルギー量を大幅削減
Celulose Irani S.A:熱電併給ボイラーによる温室効果ガスの排出量削減
○水
Inghams Enterprises:自前で産業排水を浄水に変える設備を持ち企業内水自給率を向上
○廃棄物
BRF S/A:家畜関連の医療廃棄物についてのリバースロジスティクスを導入
○土壌と生物多様性(部門賞2社)
Espersen A/S:魚類の生物多様性を考慮した新しいトロール漁業網の開発
International Paper:紙糸繊維調達にサステナビリティ認証制度を導入
○人間の健康と福祉
Axionlog Cold Solutions:高校を卒業していない従業員に対して高卒資格を持てる社内学級制度を導入
○動物の健康と福祉
FrieslandCampina:乳牛飼育家のノウハウ共有プログラムを展開
○コミュニティインパクトと経済
Dawn Meats:アイルランドで乳牛飼育方法を乳牛業界に対して提供し、生産性向上を実現
昨今マクドナルドはサステナビリティ調達を大きく推進している。今回の選定の背景には、自社の努力のみならず、サプライヤーに対してもサステナビリティの動きを追求していこうとする試みがある。
【レポートサイト】Best of Sustainable Supply
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