シティグループは2月19日、環境保護プログラムに今後10年間で1000億米ドルを投資すると発表した。同社は以前2007年に500億ドルの投資を行うことをコミットしており、2013年に目標を達成していた。今回はそれに続く新たなもので、金額は前回と比べ2倍以上に増加する形となる。今後、シティグループは再生可能エネルギー分野に融資し、そのプログラムに通じて世界エネルギー設備の利用率を高め、温室効果ガスを減少することを促進していく。
シティグループのMichael Corbat CEOは「シティグループは、環境への悪影響を配慮するだけでなく、持続可能な発展を支える環境保護プログラムに融資していくことも革新的な方法も探しながら持続可能なプロジェクトに融資を提供することをすでに決めている。シティグループのミッションは経済成長を推進し、改革プロジェクトに資金提供することだ。このコアとなるミッション自体は変わっていないがその方法は変わってきている。シティグループは持続可能性の原則をすべての事業に組み込み、私達自身のサービスを改善するととともに、顧客サービスを向上し、より良い世界を作り上げることに貢献していく。」と語った。
シティグループは、この投資によって社会が気候変動を防止すると同時に無駄なエネルギー設備の建設を減らすことを目指す。さらに、インフラプロジェクトへの投資により地域社会の住民が清潔な水へアクセスできるようにしていく。また、低所得世帯のために環境配慮型住宅を入手しやすい価格で提供することも支援していく予定だ。
シティグループは事業の持続可能な成長のために別途5か年計画も定めており、温室効果ガスを35%、エネルギーと水の使用量を30%、廃棄物を60%削減していく。シティグループは2020年までにこの目標を実現する予定だ。
<企業サイト>CITI GROUP
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