
英ガーディアン紙が、今年12月のパリ気候変動会議に向けて気候変動の問題を広く人々に認知するべく、ユニークな試みを始めている。それは、「ユーモア」で気候変動へ興味を持つきっかけを作り出し、議論や行動を促すというものだ。
"Too Hot to Handle"と名付けられた同キャンペーンはアイスクリームブランドのベン&ジェリーズ社との協働で進められており、人々に「気候変動という暗い話題を明るく見てもらう」ことを目指している。ガーディアン紙が展開するダイベストメント(化石燃料などからの資金引揚げ)キャンペーンの一環でもあり、今年の12月まで行われる予定だ。
その第一弾となる"Save America’s Dumps(アメリカのごみを救え)"と題したビデオでは、ごみの削減やリサイクルといった取り組みを揶揄するストーリーと共に、コメディアンのBonnie McFarlane氏が出演し、気候変動キャンペーンに反対する意見を述べている。
ガーディアン紙はこれらのコンテンツを通じてより幅広い層の読者に対して気候変動問題について知るきっかけを提供していく。今後も様々なスタイルのユニークな広告やビデオを通じ、「ユーモア」の力で気候変動を啓蒙していく予定だ。また、現状は認定Bコーポレーションとしても有名なベン&ジェリーズ社がキャンペーンに参加しているが、他のブランドにもキャンペーンの参加を呼び掛けている。
気候変動は世界中の地域、企業、人々が関わる問題でありながら、その問題の大きさ故に、一般の人々が自身に関わる身近な問題として捉えるのはなかなか難しい。しかし、問題解決のためには一人一人の日々の意識や行動が求められることは言うまでもない。「ユーモア」がきっかけとなり、一人でも多くの人々が気候変動について問題意識を持つことを期待したい。
【参照サイト】Climate change: too hot to handle
【企業サイト】The Guardian
【企業サイト】Ben & Jerry's
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