スペインの石油ガス大手Repsolは8月、2015年サステナビリティプランを承認した。Repsolは世界有数の石油・ガス会社で、本国スペインだけでなく、中南米では最大規模のプレーヤー。米国やアジアにも資源権益を持つ。マドリード証券取引所において、スペインで最も重要な株式指数IBEX35の中の1社である他、ブエノスアイレス証券取引所やニューヨークのOTCQX取引所にも上場している。
今回承認されたプランには、前年より37%多い700以上の活動で構成されており、1年を通したプランを新たに15個作成した。そのうち1つは企業全体に関するもの、5つが国内の工業団地(カルタヘナ、ア・ラコルーニャ、タラゴナ、プエルトリャノ、ペトロノール)、そして残る9つが10ヶ国(スペイン、ポルトガル、アメリカ合衆国及びカリブ・中南米諸国)での活動領域に対する計画となっている。
このサステナビリティプランの作成には、主に役員や経営者らなど500人以上の人々が携わった。またステークホルダーからの期待に関する調査も実施し、その分析内容も今回のプラン作成に盛り込まれた。計画書は、ガバナンス、人権、労働慣行、職場の安全、腐敗防止、倫理、バリューチェーン、消費者の項目で構成されている。決められたコミットメントのうち73%は執行責任者の報酬体系ともリンクされ、着実な目標達成を狙う考えだ。
【参照リリース】Repsol aprueba sus Planes de Sostenibilidad 2015, que incluyen más de 700 acciones
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