【国際】国際エネルギー機関、炭素回収・使用・貯蔵(CCUS)向け投資促進で政府・企業会合開催 2017/11/25 最新ニュース

 世界29ヶ国が加盟する国際エネルギー機関(IEA)は11月7日、炭素回収・使用・貯蔵(CCUS)への投資促進に向けたハイレベル会合を開催。加盟国の政府高官や大手企業CEOや役員が一堂に介した。政府参加国は、米国、カナダ、メキシコ、日本、ノルウェー、ポーランド、オーストラリア、EU、オランダ、英国。企業から参加したのは、エクソンモービル、ロイヤル・ダッチ・シェル、BP、スタトイル、シェブロン、トタル、グレンコア、Suncor Energy、GEパワー、ダウ・ケミカル、三菱重工業、ロッテルダム港。CCUSは、大気中の二酸化炭素を回収できる技術。気候変動緩和の一つの策として期待が集まっている。

 IEA事務局は、過去の大規模CCUSプロジェクトへの民間投資額を100億米ドルと試算。低炭素分野の世界の投資額は2016年だけで8,500億米ドルあり、CCUSへの投資額は極めて限定的だと分析。CCUSへの投資加速化が必要となるという見解を示した。実際に大規模CCUSプラント17ヶ所のうち10ヶ所は過去5年以内に組成されている。CCUS技術は今のところ米国がリードしており、石炭火力発電、オイルサンド加工、製鉄等で活用されている。現在、大規模CCUSプラント建設プロジェクトは、オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、ノルウェー、サウジアラビア、アラブ首長国連邦で展開中。日本、韓国、インドネシア、メキシコ、EUでも小規模プラントプロジェクト進行している。

 今回のハイレベル会合では、IEAが事務局が今後の注力投資分野として、「比較的容易なプロジェクトからの着工」「政策誘導」「コスト削減」「回収二酸化炭素の流通・貯蔵ネットワークの確立」「パートナーシップの強化」の5つを紹介。参加者の間で議論した。今後、IEAがCCUSへの投資促進に向け重要な役割を果たすべきとの認識で一致。2018年に政策や投資に関するワークショップを開催する。今後もハイレベル会合は継続される。

【参照ページ】IEA holds global summit on carbon capture with leading energy ministers and CEOs

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