食品世界大手スイスのネスレは5月15日、世界中の子供を対象としたプログラム「Nestlé for Healthier Kids」を発表した。同プログラムは、健康的な食品と家庭の栄養教育を開発するためのもの。2030年までに5,000万人の子供を支援することを目標とする。
ネスレは以前から健康問題に取り組んでいる。2017年だけで子供の栄養需要を満たすために1,000商品を新規に発売。さらに66ヶ国で鉄分やビタミンA等必須微量栄養素が不足している子供に向け、強化食品や飲料を1,740億食分提供した。また、毎年製品の栄養成分の見直しを進めており、すでに3分の1の商品が必須微量栄養素の増量や、砂糖、塩分、飽和脂肪酸の減量等の成分変更を実施した。
今回の新たな宣言では2020年までの達成目標を掲げた。まず、製品群に野菜を80g増量、製品群に食物繊維が豊富な穀物、豆類を16g増量、糖分を2020年比で34%減量、塩分を2005年比で20%減量、世界保健機関(WHO)基準に満たない関連製品において飽和脂肪酸を10%削減。
栄養学提供のため、2017年には世界中で講習会を開催。300人以上のパートナーと協働し、1,400万人の子供が同社のプログラムを受講した。今後もこの活動を続けていく。
【参照ページ】Nestlé launches global initiative to help children lead healthier lives
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