ノルウェー公的年金基金GPFGの運用を担うノルウェー銀行投資マネジメント部門(NBIM)は5月15日、米コロンビア大学のコロンビア水センターと共同で、資源採掘セクターの水リスクに関する共同研究の成果を発表した。NBIMとコロンビア水センターは2015年から3年間共同研究をしていた。
共同研究では、資源採掘業の水リスクを的確に定量評価するためのデータ整理とフレームワーク開発。とりわけ今回は、金と銅に焦点を当てた。
今回の報告は、主に投資家に向けられており、資源採掘セクターが水について抱える財務リスク、物理的リスク、社会・規制リスクの3つの観点からリスク評価に関する活用可能データ、ツール、論文等を体系的に整理した。物理的リスクについては、異常気象、採掘後の不必要鉱石「尾鉱」ダムを分析対象とした。
NBIMとコロンビア水センターは今後、開発したフレームワークに基づく便利分析ツールの開発を進める。
【参照ページ】REPORT FROM COLUMBIA UNIVERSITY ON FINANCIAL IMPLICATIONS OF WATER AND ENVIRONMENTAL RISKS IN THE MINING SECTOR
【レポート】MINING & WATER RISK
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