英コラーキャピタルのジェレミー・コラー創業者が2015年に発足した投資家の畜産業関連イニシアチブ「Farm Animal Investment Risk and Return(FAIRR)」は7月30日、森林破壊が深刻化するブラジルのカンポ・セラード地域での森林破壊ゼロを宣言する「Cerrado Manifesto(セラード・マニフェスト)」に食品・消費財・小売世界大手と機関投資家17団体が署名したと発表した。
署名した機関投資家は、APG、Robeco、Mirova、リーガル&ゼネラル・インベストメント・マネジメント(LGIM)、トリリウム・アセット・マネジメント、NNインベストメント・パートナーズ、Zevin Asset Management、Interfaith Center on Corporate Responsibility、Green Century Capital Management等。運用資産総額は2.8兆米ドル(約310兆円)。
署名した食品・消費財大手は、マクドナルド、ウォルマート、カルフール、METRO、テスコ、セインズベリー、マークス&スペンサー、ウェイトローズ、ALDI、モリソンズ、Co-operative Group、レーべ・グループ、COOPスイス、ヒルトン・フード・グループ、ユニリーバ、ロレアル、コルゲート・パーモリーブ、ネスレ、ダノン、モンデリーズ・インターナショナル、マース、バリーカレボー、ケロッグ、味の素等。
カンポ・セラード地域は、総面積は約2億400万haで日本の5.5倍。ブラジル国土の24&を占める広大な地域。近年、大豆や牛肉生産事業者による農地開拓により、森林及び原生草原面積の半分以上が更地になってしまっている。同共同宣言は、さらなる森林破壊を阻止するために関連業界と投資家が結集したもの。8月から、署名機関の間で具体的なアクションプランを策定していく。
【参照ページ】INVESTORS JOIN GLOBAL FOOD COMPANIES TO HALT DEFORESTATION IN BRAZIL’S CERRADO SAVANNAH
【イニシアチブ】Cerrado Manifesto Statement of Support
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