インデックス開発世界大手英FTSE Russellは2月1日、ロンドン証券取引所上場企業を対象とした新たなベスト・イン・クラス型ESG株式インデックス「FTSE UK 100 ESG Select Index」をリリースした。「FTSE All-Share Index」に採用されている約600社のうち、FTSEのESGスコアが高い100社で構成する。100位が複数ある場合は、浮動株調整時価総額の高い方が選ばれる。
FTSE Russellは、英国市場では、ESGスコアを活用しつつもセクター中立の株式インデックス「FTSE All-Share ESG Index」があったが、同インデックスが現在246社で構成されているのに対し、新インデックス「FTSE UK 100 ESG Select Index」はさらに絞り込む上に、セクター中立にしない。過去パフォーマンス実績では、ユニバースのFTSE All-Shareと比べ、リターンはやや低いが、ドローダウンが小さい。
新インデックスの組入比率上位は、多い順に、HSBCホールディングス、ロイヤル・ダッチ・シェルA株、ロイヤル・ダッチ・シェルB株、グラクソ・スミスクライン、アストラゼネカ、ディアジオ、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)、リオ・ティント、ユニリーバ、ロイズ・バンキング・グループ。この10社で全体の52.29%を占める。
HSBCはすでに同インデックスをベンチマークとしたファンドを設定した。欧州ではESGスコアの高い企業を選り好みする機関投資家のニーズが増えてきている。
【参照ページ】FTSE Russell launches FTSE UK 100 ESG Select Index
【インデックス】FTSE UK 100 ESG Select Index
【メソドロジー】FTSE UK 100 ESG Select Index
【インデックス】FTSE All-Share ESG Index
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