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【インドネシア】ジョコ大統領、プラスチック廃棄物輸入禁止を厳格運用する方針表明

 インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は6月25日、プラスチック廃棄物の輸入禁止を厳格運用する意向を表明した。朝日新聞との単独会見の中で明らかにした。同日朝に、環境・林業相に輸入規制のための省令策定を指示したという。

 インドネシアでは、2008年と2009年に制定した法規制に基づき、プラスチック廃棄物の輸入禁止がすでに法制化されている。しかし、「廃棄物」の定義が曖昧なため、法の抜け道を付いた輸入や、違法輸入を含め、依然として年間283,000tのプラスチック廃棄物が国内に入ってきている。同日、現地環境NGOのZero Waste Alliance Indonesiaは、インドネシア政府に対し、法規制の厳格運用を求めていた。

 中国がプラスチック廃棄物の輸入を禁止して以来、すでにマレーシア、タイ、ベトナムが同様に禁止した。プラスチック廃棄物は、輸入を続ければ、他国で輸入が禁止された廃棄物が流れ込んでくるというドミノ倒しのような状況となっている。そのため、インドネシアにも廃棄物輸入の波が来てしまい、今回ついに輸入禁止が厳格化される見通しとなった。フィリピンでも同様に、プラスチック廃棄物輸入を問題視する動きが出てきている。

 6月27日には、原田環境大臣とインドネシア・ルフット海洋担当調整大臣が会談し、「廃棄物発電に関する協力」「海洋ごみモニタリングに関する協力」等で合意した。プラスチック廃棄物の削減や、プラスチック廃棄物貿易については、共同声明に言及がなかった。財務省統計によると、日本からインドネシアへのプラスチック廃棄物輸出量は2018年に2万tあった。

【参照ページ】インドネシアも廃プラ輸入禁止へ 中国禁輸で「殺到」
【参照ページ】Environmental Coalition Calls on Gov't to Ban All Waste Imports
【参照ページ】原田環境大臣とインドネシア・ルフット海洋担当調整大臣との会談の結果及び共同声明について

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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