オランダ公務員年金基金ABPの運用会社APGと、オランダ年金基金PFZWの運用会社PGGMは9月11日、機関投資家向けに、投資先の国連持続可能な開発目標(SDGs)への貢献度を分析できるプラットフォーム「SDIアセットオーナー・プラットフォーム」開発で提携すると発表した。
APGはすでに、国連持続可能な開発目標(SDGs)に大きなインパクトを出せる分野へ投資する「持続可能な開発投資(SDIs)」を実施するために、投資適格性判断に人工知能を活用。今回、PGGMと協働し、公開プロットフォームを展開し、業界全体でのSDIs拡大を目指す。
【参考】【オランダ】公的年金運用APG、SDGs投資適格企業を判定するためにAI活用。1万社分析(2019年7月19日)
AGPのアセットオーナーであるABPは、2020年までに580億ユーロ(約6.3兆円)をSDGsに資する分野に投資するという目標を設定している。AGPは、PGGMと協働し2017年、独自に「SDIタクソノミー」を策定。SDGsに資する分野を定義した。その定義を基にAIを活用し企業約1万社を評価している。SDGsに対しては、投資ポートフォリオの「SDGsインパクト」を測定する動きもあるが、APGは9月12日に開催されたPRI年次総会に登壇し、SDIsはインパクト評価までは視野に入れていないと述べた。
【参照ページ】APG and PGGM develop AI-powered platform for investing in the UN Sustainable Development Goals
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