ロンドン証券取引所は10月11日、サステナブルファイナンスを推進するため、銘柄への環境マークと、新債券市場区分開設の2つのイニシアチブを開始すると発表した。
銘柄環境マークでは、株式市場に上場している企業の中で、年間売上の50%以上が環境ビジネスからの売上の企業に対し、「Green Economy Mark(環境経済マーク)」を付与し、投資家に対し、環境インパクト貢献の高い企業であることがわかりやすくする。環境技術が高い企業だけでなく、低炭素・脱炭素社会への移行を推進する企業も同様に取り上げる。環境ビジネスの定義や判断は、同社グループ企業のFTSE Russellが担当する。
新債券市場では、2015年に開始したグリーンボンド用の上場市場区分に加え、ソーシャルボンド及びサステナビリティボンドも上場対象とし、全体をまとめて「Sustainable Bond Market(SBM)」を開設する。また、「グリーンボンド」ラベルがついていなくても、売上全体の90%以上が環境ビジネスとなっている企業の社債も、資金使途が自ずと環境分野に特定されているとみなし、SBMへの上場を認める。SBM上場銘柄については、債券発行後の報告を義務化。全体的に、国際資本市場協会(ICMA)のグリーンボンド原則(GBP)、ソーシャルボンド原則(SBP)、サステナビリティボンド・ガイドライン(SBG)に準じた基準を採用している。
【参照ページ】LONDON STOCK EXCHANGE LAUNCHES GREEN ECONOMY MARK AND SUSTAINABLE BOND MARKET
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