英小売大手マークス&スペンサーは11月下旬、レーヨン、ビスコース、リヨセル等の人造繊維(MMCF)の全原材料サプライヤーを公表した。中国、インド、インドネシアから原料の木片を調達していることがわかった。
マークス&スペンサーは、2016年に同社のサプライヤー公開ウェブサイトを発表。牛肉と乳製品の調達サプライヤーの社名、住所、製法等を開示した。2018年には、ウールと魚介類のサプライヤーも同様に開示。そして今回、MMCFサプライヤーが加わった。
MMCFの中でもビスコースは、昨今急成長している分野で、全繊維の中でも使用量は世界3位にまで増えている。マークス&スペンサーでも、ビスコース繊維は全繊維の中で使用量3位。MMCFは、木片のセルロース繊維を化学的に改変することで生成されている。同社のビスコース・サプライヤーは全部で23社。そのうち15社はアジアに存在している。
森林破壊についての懸念が大きくなる中、木片を原料とするMMCFについても、サプライチェーンの開示や、サステナビリティ調達が求められるようになってきている。
【参照ページ】Interactive Map
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