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【イギリス】政府、職域年金基金向けのTCFDガイダンス発表。パブコメも同時に募集

 英労働年金省は3月12日、職域年金基金に対しTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)に基づくマネジメントと情報開示のベストプラクティスをまとめたガイダンスを発表した。同時に幅広いステークホルダーからフィードバックを得るためのパブリックコメントの募集を開始した。

 今回のガイダンスは、英政府が2019年7月に発表した「グリーンファイナンス戦略」に基づくもの。今回のガイダンスは、あくまで自主ガイダンスだが、今後労働年金省としては法制化ルールも検討しており、パブリックコメントはそれに資する情報を集める狙いがある。最終ガイダンスは、秋に公表される。また法制化のためのパブリックコメントはあらためて別途実施する。

【参考】【イギリス】政府、「グリーンファイナンス戦略」発表。気候変動対策で経済成長を推進。TCFDでも目標設定(2019年7月7日)

 英労働年金省は、気候変動に関するリスク・機会情報は、受託者責任(フィデューシャリー・デューティー)下で求められる重要な情報開示の対象と位置づけている。そのため、年金基金の義務と捉えている。

 今回のガイダンスでは、投資サイクルとして、まず投資信念を構築。次に運用の戦略、評価、報告の中に気候変動リスクを織り込むことよう推進している。さらにスチュワードシップとしての実施と開示も求めている。確定給付企業年金に対しては、加盟企業に対し、TCFD開示の状況を確認しつつ、年金基金としてのマテリアリティを特定していくことも推奨した。

 シナリオ分析では、「通常移行シナリオ」「突発移行シナリオ」「移行なしシナリオ」の3シナリオを含めたシナリオ分析を実施することを推奨。「通常移行シナリオ」「突発移行シナリオ」では、イングランド銀行健全性監督機構(PRA)が生命保険会社向けに実施したストレステストのシナリオ数値も示した。

 指標と目標では、プロセス指標としては、売上当たりの二酸化炭素原単位排出量を基にしたカーボンフットプリント算出を薦めた。また結果指標としては、二酸化炭素排出量の多いアセットへのエクスポージャー等があるとした。

【参照ページ】TCFD for trustees of pension schemes: quick start guide
【ガイダンス】Aligning your pension scheme with the TCFD recommendations: consultation guidance
【パブリックコメント】Aligning your pension scheme with the TCFD recommendations: a consultation on guidance

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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