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【アメリカ】ウォルマート、従業員5万人追加採用発表。高齢者向けには事前注文制度も導入

 小売世界大手米ウォルマートは4月17日、従業員5万人を新たに雇用すると発表した。同社は3月19日にも、15万人の採用を発表していたが、すでに100万人以上の応募があり、1日あたり平均5,000人を採用。採用人数が早くも15万人に達するため、採用人数を増やした。

【参考】【アメリカ】ウォルマート、新規15万人採用。賞与600億円支給。Eコマース人気はアマゾン越え(2020年3月22日)

 新たな募集は、店舗、クラブ、配送センター、流通センター等を通じて実施。店舗やクラブでは、レジ係、在庫補充係、得意客の接客係等、配送センターでは、入庫係と出庫係を雇用する。運転手の増加等も引き続き行うという。雇用形態は、主にパートタイム。特定の需要がある地域の現行社員と顧客の支援を行うとした。

 今回の採用にあたり同社は、新型コロナウイルス・パンデミックを受け、雇用を停止せざるを得ないレストランやホテル、小売企業70社と協働。申請から採用まで24時間という迅速な採用プロセスを通じ、継続的に雇用機会を提供するという。採用済みの従業員のうち約85%がパートタイム雇用だが、正社員に転向もできる。

 ウォルマートは、店舗での安全施策も引き上げた。3月下旬からは、高齢者等の感染リスクの高い人向けの専用買物時間を設け、人の密集を避けながら買物ができるようにしていたが、それでも不十分と判断。4月14日からは、ウェブサイトで事前注文を受け付けた上で、来店時には受取だけで済むサービスも開始した。時間は毎朝7時から8時までの1時間。対象者は、60歳以上の高齢者、障がい者等、米疾病管理予防センター(CDC)が高リスクと定義している人なら活用できる。受取時も、車のトランクを開けるだけで、店舗スタッフが車に搬入するスタイルにし、サインも不要。一切接触せずに完結できるオペレーションにした。

 また同日、同社従業員に対し、米国事業を統括するジョン・ファーナー・ウォルマートUSA社長の声明を発表。健康と福祉を最優先事項とし、州や地方の疾病管理予防センター(CDC)、同社の最高医療責任者の指導の下、多くの措置を講じてきたとした。

 同社は、新型コロナウイルス・パンデミックを受け、店舗やクラブ、配送センターだけでなく、オフィスを含む従業員向けにもマスクやフェイスカバーの着用を義務付けている。さらにフェイスカバー等は飽くまで健康予防策であり、感染防止を保証するものではない点や、ソーシャル・ディスタンシング、石鹸での定期的な手洗い、体温が37.7℃以上ある場合には在宅とすること、緊急休暇ポリシーの5月末までの延長等を指示している。

【参照ページ】Walmart Meets Commitment to Hire 150,000 Associates, Pledges to Hire 50,000 More
【参照ページ】Our Next Step to Protect You, Our Customers and Our Members
【参照ページ】Retailer offers hour for those deemed most at-risk each day for its pickup service

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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