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【国際】ムーディーズ、グループ内ESGサービスを統合。「ESGソリューション・グループ」発足

 信用格付世界大手米ムーディーズは8月20日、グループ内のESG関連事業を再編し、新たに「ESGソリューション・グループ」を発足したと発表した。ESG評価、気候変動評価等の事業を統合し、機関投資家顧客に対して一気通貫でサービス対応できるようにした。

 ムーディーズは、信用格付事業のムーディーズ・インベスターズ・サービスと、リスク情報提供事業のムーディーズ・アナリティクスの2つの事業グループで形成されており、ESG関連サービスは、ムーディーズ・アナリティクスでマネジメントしていた。しかし昨今、信用格付を含む幅広い領域で機関投資家クライアントからESGに関するサービス需要が生まれているため、今回のグループ横串で「ESGソリューション・グループ」を発足した形。

 同社は2019年、ESG評価大手Vigeo EIRISと、気候変動物理的リスク評価大手427を企業買収。さらに同年、中国ESG評価大手の商道融緑にもマイナー出資を成功させた。今回の事業再編では、これら3社は引き続き独立法人として存続し事業を展開しつつ、連携を深めていく。

 同社のESG関連サービスのカバレッジは、企業のESG評価が世界5,000社以上、企業のコントラバーシー(不祥事)チェックが7,900社、サステナブルボンドのセカンドオピニオンが250機関以上、ESGインデックスも70本以上を提供している。

 同社グループの持つESGデータは、すでにムーディーズ・インベスターズ・サービスが提供している信用格付の算定で活用されており、今後ムーディーズ・アナリティクスが提供しているリスク情報サービスの中にも織り込まれていく予定。

【参考】【国際】ムーディーズ、Vigeo EIRISを買収。株式過半数取得。業界再編進む(2019年4月16日)
【参考】【アメリカ】ムーディーズ、気候変動の物理的リスク評価大手427買収。ESG評価機能強化進む(2019年7月26日)
【参考】【中国】ムーディーズ、中国ESG評価大手・商道融緑へ出資。中国市場でのESG評価事業を強化(2019年10月31日)

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