南アフリカの協働統治・伝統問題省協働統治局、世界資源研究所(WRI)のRoss Center for Sustainable Cities、国際的な持続可能な都市構築イニシアチブCoalition for Urban Transitionsの3者は10月30日、新型コロナウイルス・パンデミックからのグリーンリカバリーを実現するため、新たなパートナーシップを締結した。政府、自治体、NGO、国際団体等が協働し、復興策の在り方を検討する。
【参考】【国際】WRIとC40主導の気候変動ネットワーク、都市政府はCO2の90%削減と経済効果2600兆円が可能と発表(2019年9月24日)
今回のパートナーシップでは、南アフリカ政府の統合都市開発フレームワーク(IUDF)とグリーンリカバリーを統合する手法を検討。Coalition for Urban Transitionsはすでに、都市でのグリーンリカバリー実現のためのレポートを発表しており、その知見も活用する。柱となるのは、グリーン都市空間の建設、クリーン輸送、再生可能エネルギー、自然環境活用型ソリューション、廃棄物・省資源、環境イノベーション技術に向けたR&D等。
新型コロナウイルスは、特に都市部の社会・経済に大きな打撃を与えており、新興国南アフリカでの実証を進めることで、世界に対しモデル事業として発信していく考え。Coalition for Urban Transitionsによると、世界全体で都市の脱炭素化では総額24兆米ドル(約2,500兆円)の投資機会が生まれるという。
【参照ページ】RELEASE: South Africa Joins WRI, Coalition for Urban Transitions in Supporting Green and Equitable Urban Recovery After COVID-19
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