三菱商事のシンガポール金属資源子会社Mitsubishi Corporation RtM Internationalは12月18日、アルミニウムの国際サステナビリティ・イニシアチブAluminium Stewardship Initiative(ASI)に加盟したと発表した。日本の総合商社の加盟は3社となった。
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ASIは、アルミニウムのサステナビリティ向上を掲げる国際イニシアチブで、アルミニウム・メーカーを中心に2009年に発足。その後、NGOやアルミニウムのユーザー企業も参加する団体へと発展し、2015年にはASIの認証基準も策定している。2020年には、国際金属・鉱業評議会(ICMM)との間で双方の認証及び原則の整合性を確認し、双方の連携を強化している。
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【参考】【国際】ICMM、採掘原則実現のため鉱区レベルの検証と開示を加盟企業に義務化。日本企業も(2020年2月22日)
日本の総合商社では、丸紅が2019年11月、三井物産が2020年1月に加盟。今回の三菱商事系の関連会社で3社目となった。他には、日系アルミニウム圧延メーカーとしてUACJが2020年7月に加盟。
ASIの発足は、欧米やオーストラリアの企業が中心だったが、現在は中国のアルミニウム加工メーカーも数多く加盟している。世界大手アルコアは、顧客企業のサステナビリティ要望の高まりもあり、近年ASI認証の取得を積極化。12月には、スペイン、アイスランド、ノルウェーの3工場で、ASI認証を取得している。
【参照ページ】ASI welcomes Mitsubishi Corporation RtM International as new General Supporter member
【参照ページ】Aluminium Stewardship Initiative certifies three Alcoa facilities against ASI Performance Standard
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