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【国際】ロレアル、水消費量80%削減可能なヘアケアデバイス発表。AI活用の消費者向けデバイスも

 化粧品世界大手仏ロレアルは1月11日、美容室および家庭向けヘアケアデバイス「ロレアル・ウォーターセーバー」をリリースした。ファインバブル技術を活用し、洗髪に伴う水の消費量を最大80%削減できる。

 同製品は、洗髪用の器具。本体に専用のシャンプーやコンディショナー等のヘアケア製品を接続することで、シャワーヘッドから水とヘアケア商品を噴射する。製品開発では環境技術開発スイスGjosaと協働。Gjosa開発の技術では、ロケットエンジンで活用される分別技術を水流に適用。均一に分布した微細な水滴を、一定の方向で噴射することで、水や液体を最大限活用し、シャンプーやコンディショナーのすすぎ易さを高めた。

 同製品は、製品の使用履歴、水消費量、電力消費量、コストを、ダッシュボードでモニタリングできるというようにもした。現在、ニューヨークの一部のロレアル直営サロンでのみ体験可能だが、2月からはパリの一部でも展開し、2021年から2022年にかけ市場を世界に拡大する。同社は今後数年間、同製品を美容室数千店舗に設置する予定。年間10億ガロンの水消費量削減を見込む。家庭用のシャワーヘッドについては、後日販売予定。

 さらに同社は、イヴ・サンローラン(YSL)と協働で、ロレアル・テクノロジー・インキュベーターが開発した人工知能(AI)搭載のパーソナライズ型化粧支援デバイス「ペルソ・テクノロジー」を活用した第1号商品の販売も発表した。ペルソ・テクノロジーは、TIME誌の「THE BEST INVENTIONS OF 2020」も受賞している。

 同技術では、スマートフォンアプリと連動し、スマートフォンで自分の顔の写真を撮影することで、大気質や湿度等に合わせ、最も適した配合で化粧品を提案できるというもの。今回は口紅を対象とし、世界初の家庭用のパーソナライズ型口紅デバイスを販売し、簡単な操作で、オーダーメイドの色に仕上げることができるという。同製品は、米国限定で先行販売する。

【参照ページ】CES 2021: L’ORÉAL UNVEILS L’ORÉAL WATER SAVER, SUSTAINABLE HAIRCARE TECHNOLOGY FOR THE SALON AND HOME, DEVELOPED WITH ENVIRONMENTAL INNOVATION COMPANY GJOSA

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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