EU欧州委員会、英政府、ノルウェー政府の3者は3月16日、英国のEU離脱に伴い懸案となっていた2021年の北海漁獲量割当で合意した。タラ、コダラ、アカガレイ、ホワイティング、ニシン、サイスの6魚種で漁獲可能量(TAC)を設定した。
今回3者は、コダラを除き、国際海洋探求会議(ICES)の勧告と同等もしくはさらに厳しい基準を設定した。設定されたTACは、2020年と比べ、タラが10%減、サイスが25%減、ニシンが7%減、アカガレイが2%減、ホワイティングが19%増。コダラについては20%増でICESの勧告より基準が緩いが、それでもICESの科学委員会の推奨値の範囲内と主張した。英国では、スコットランド地方で、コダラとホワイティングの漁が盛んで、対象2業種については、TAC増を勝ち取った形。
また3者は、それ以外の魚種についても長期的な資源量回復に向けた措置で協力し合うという。
英政府は、他の魚種について、EU、ノルウェー政府、デンマーク領フェロー諸島との間で、二国間の漁業協議を継続している。
【参照ページ】UK agrees fishing catch limits with EU and Norway
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