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【アメリカ】シェブロン、石油・ガス開発の原単位CO2排出量新目標設定。FCFは年10%増

 石油・ガス世界大手米シェブロンは3月9日、石油・ガス採掘での二酸化炭素排出量削減目標を引き上げたと発表した。また3月に発表した320億規模の環境分野2号ファンドを通じて、再生可能エネルギー、水素、炭素回収・利用・貯留(CCUS)分野への投資を拡大することも表明した。但し、スコープ3の削減目標は示さなかった。

【参考】【国際】シェブロン、320億規模の環境分野2号ファンド組成。地熱発電ベンチャーへも投資(2021年3月2日)

 同社は、2023年目標としていた石油・ガス採掘での石油バレル当たり原単位排出量を3年前倒しで2020年に達成。そのため今回新目標を設定した。

 同社が今回発表した新目標は、2028年までに、石油・ガス採掘での石油バレル当たり原単位排出量を2016年比35%減の24kgまでに削減。特に、ガスフレアでは2016年比65%現減の石油バレル当たり原単位を3kgに、メタン漏出では2016年比50%現減の石油バレル当たり原単位を2kgを新目標とした。ガスフレアは2030年までにゼロにする長期目標は据え置き。

 一方、財務目標では、新規投資を2025年までに140億米ドルから160億米ドル行うことをあらためて表明しつつ、事業効率向上によるコスト削減も表明。ブレントオイル価格が50米ドルとした場合、2025年までのフリーキャッシュフロー(FCF)を年平均で10%増加させるとした。

【参照ページ】Chevron Reinforces Plan to Deliver Higher Returns, Lower Carbon

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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