英ビジネス・エネルギー・産業戦略省は3月17日、ガス供給ネットワーク内のグリーンガス比率を高めるための「グリーンガス支援スキーム(GGSS)」の方向性に関して募集したパブリックコメントの結果を発表した。英政府はグリーンガス税を2021年秋に導入し、2022年から課金する方向で調整に入っている。
【参考】【イギリス】政府、ガス小売企業に「グリーン・ガス課徴金」制度。バイオメタン推進。パブコメ開始(2020年10月1日)
「グリーンガス支援スキーム」とは、英政府が掲げる2050年カーボンニュートラル法定目標を達成するため、天然ガスからバイオガスへの転換を図るため、嫌気性消化バイオメタンプラントの建設を支援するもの。イングランド、スコットランド、ウェールズのガス小売事業者に対し、需要家のメーター数の合計に応じて均等に「グリーン・ガス課徴金(GGL)」を課し、バイオガス建設事業者に対し助成金を出す。
パブリックコメントの一つの焦点だったバイオガス生成でのアンモニア排出削減については、プラントに保管ユニットと固定カバーを取り付ける手法、ダイジェステート拡散(Digestate Spreading)、アンモニア削減技術の3つとも視野にいれることを決めた。アンモニアは大気汚染の基となる。
【参照ページ】Green Gas Support Scheme (GGSS): digestate
【参照ページ】Proposals for a green gas levy
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