
 ブラジル化学大手ブラスケムは4月20日、米ケミカルリサイクル技術開発Agilyxとエクソンモービルが2021年に発足したケミカルリサイクル推進コンソーシアム企業Cyclyx Internationalに、創業メンバーとして参画すると発表した。Cyclyx Internationalは、フィードストック型のケミカルリサイクルのアドバイザリー企業。広く参画企業を募っている。
 ブラスケムは、カーボンニュートラル及びサーキュラーエコノミーのアクションとして、再生素材の販売量を2025年までに30万t、2030年までに100万tにする目標を設定。2020年には、米国での再生ポリプロピレン推進イニシアチブ「ポリプロピレン・リサイクル連合」の創業メンバー及びスポンサー企業としても加盟している。
 Cyclyx Internationalは、プラスチックのリサイクル率を10%から90%にまで高めることをミッションとし、廃プラスチックをリサイクルしたい企業と、再生プラスチック素材を調達しようとしている企業をマッチングさせる事業を展開している。親会社のAgilyxは、プラスチックのケミカルリサイクル技術を持ち、2020年にポリスチレン生産でISCC+認証を取得。2019年には、AmStyとの折半合弁企業Regenyxを設立。2021年には、NextChemとの合弁企業設立で提携を成功させた。AmStyは、2021年にCyclyxの創業メンバーとしても参画している。
 ブラスケムは、Cyclyxに参画することで、プラスチックの化学特性や、フィードストックの予測モデル、フィードストックのレシピ、サプライチェーン情報等のナレッジを活用することができるようになった。
【参照ページ】Braskem joins Cyclyx as Founding Member
    
    
	 
	
    
    
    
        
            
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