ユーグレナは6月4日、国土交通省航空局が保有し運用する飛行検査機「サイテーションCJ4」で、同社製造のバイオジェット燃料を混合使用した世界初のフライト・飛行検査業務に成功した。政府機関の航空機で国産のバイオジェット燃料が使用されるのも日本初。実用化にまた一歩近づいた。
サイテーションCJ4は、全国の空港等で運用される航空保安施設等が正常に機能しているか等を、飛行検査するために特殊な装備を施した航空機。今回のフライトでは、バイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラントのBICプロセスで製造し、外部検査機関による「ASTM D7566 Annex6規格」への適合検査に合格したバイオジェット燃料を、既存石油系ジェット燃料と混合した上で使用した。バイオジェット燃料は、使用済み食用油とミドリムシ由来の油脂の混合油。
【参考】【日本】ユーグレナ、ミドリムシ由来のバイオジェット燃料生産に成功。ASTM D7566 Annex規格に適合(2021年3月16日)
今回の飛行検査機でのフライトは、国土交通省の許認可プロセスではなく、国土交通省としてユーグレナのバイオジェット燃料をプロモーションするための施策。国土交通省の保有機で無事に2時間30分程度飛行し、中部国際空港に着陸した。
【参照ページ】ユーグレナ社のバイオ燃料を使用した初フライト実現
【画像】ユーグレナ
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