化学世界大手独BASFは6月17日、テキサス州フリーポートの工場で生産された再生ポリマー「Ultramid Cycled」が、認証大手ULからマスバランス型のリサイクル素材として認定を受けたと発表した。品質は従来のバージン・ポリマーと同等で、既存のプロセスで最終製品を生産できる。
BASFは、廃プラスチックを大規模に熱分解してモノマー化し、原油由来のモノマーと同じプロセスでポリマーを生産するタイプのケミカルリサイクルを事業の柱の一つとしている。
今回のUL認証取得は、再生ポリマーのリサイクル性能について外部からのお墨付きを得る意義がある。これにより、リサイクル性能を打ち出した販売促進が実行できるようになる。認証された規格は、環境性能認定規格「UL 2809」。
【参照ページ】BASF advances chemical recycling program with UL validation
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