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【イギリス】ファッション協会、サプライチェーンのトレーサビリティシステム構築。IBM技術活用

 英国ファッション&テキスタイル協会(UKFT)は8月4日、アパレルのサプライチェーンでのデジタル・トレーサビリティ・プログラムを発表。実証導入で、各サプライチェーンの大手企業が参画すると発表した。サステナビリティと収益性の双方を向上させる。

 今回のプログラムは、ブロックチェーン技術、AI、センサー等の技術を組み合わせて、サプライチェーンの主要プロセスをデジタル化し、データを共有するシステムを構築するというもの。IBMのプラットフォームを活用し、Tech Data、Future Fashion Factoryが技術を提供。実証導入では、プラットフォームの設計、施策、試験運用を行う。

 今回の実証導入では、小売からはネクスト、ブランド企業ではH&Mの「COS」ブランド、Nブラウン、ニュールックの3社が参画する。また糸メーカーでは、ラクストンズが参画する。9ヶ月間で、プラットフォームをオープンソースで構築。他の企業が参画できるようにしていく。

 同プロジェクトでは、生地の生産、加工等のデータを保持。トレーサビリティを確保するだけでなく、在庫の最適化による廃棄物の削減、配送の遅れの防止等にもつなげる。

 同プロジェクトは、英政府のイノベーション推進機関Innovation UKから140万ポンド(約2.1億円)の助成金が支給されている。

【参照ページ】New supply chain platform to drive sustainability, transparency and profitability in UK fashion and textiles

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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