【アメリカ】ユナイテッド航空、史上初の100%SAF使用の乗客フライト成功。片側エンジン 2021/12/06最新ニュース

 航空世界大手米ユナイテッド航空は12月1日、片側エンジンで持続可能なジェット燃料(SAF)を100%搭載したでの乗客フライトを史上で初めて成功させた。乗客数は100人以上。機体はボーイング737MAX8。シカゴ・オヘア国際空港からワシントン・コロンビア特別区のレーガン・ナショナル空港までを航行した。

 米航空規制では、機体でのSAF使用の上限が50%に設定されており、今回は上限でのフライトにチャレンジした。片側にはSAFを500ガロン、もう片側には従来型のジェット燃料を500ガロンで飛行。両者の間に運行上の違いがないことを確認する狙いもあった。

【参考】【アメリカ】ユナイテッド航空、世界初の100%SAFフライトに成功。CO2を75%減(2021年11月2日)

 フライトには、ボーイング、CFMインターナショナル、Virent、World Energyが協力。ボーイングは機体を、CFMインターナショナルは、GEとサフラン・エアクラフト・エンジンの折半合弁会社でエンジンを提供。SAFは、マラソン・ペトロリウム子会社のVirentの技術を活用し、商業用SAFを北米で唯一生産できるワールド・エナジーが生産した。

 また今回、ユナイテッド航空の「エコ・スカイズ・アライアンス」の第2弾には、新たに12社が参画。同プログラムは、顧客企業が共同でSAF購入費用を負担するもので、すでに4月の発足以来710万ガロンを購入している。二酸化炭素排出量は、ライフサイクル全体で従来比約80%削減できる。新規参画企業には、A.P.モラー・マースク、郵船ロジスティクス、Bolloré Logistics等の物流企業もいる。アメリカンファミリー生命、バイオジェン、VISA、メタ、マイクロソフト、セールスフォース等も加わった。

【参考】【国際】ユナイテッド航空、持続可能なジェット燃料活用で11社と共同プログラム発足。武田薬品も(2021年4月15日)

 同社は、証書形式でのマスバランス台帳管理型SAF使用を行う史上初のパイロット運用も11月に開始。同プロジェクトには、マイクロソフト、Air bp、Roundtable on Sustainable Aviation Biomaterialsが参画している。

【参照ページ】United to Become First in Aviation History to Fly Aircraft Full of Passengers Using 100% Sustainable Fuel

Links