
米貨物鉄道大手ユニオン・パシフィックは12月6日、鉄道業界への新たなリスクとアプローチを説明した同社初の包括的な気候アクションプランを発表。2050年までにスコープ3を含むバリューチェーン全体でカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)を達成すると宣言した。
同社は2月、2030年までにスコープ1とスコープ2の同排出量を2018年比26%削減する目標で、科学的根拠に基づく削減目標イニシアチブ(SBTi)の承認を得た。今回の発表は、同アクションを拡大する形。2025年までには、最新の気候科学に基づきアクションの進捗状況と目標の再評価も行う。
同社の気候アクションプランでは、機関車の運用効率性の改善や、燃料消費の最小化に言及。2010年以降、34億米ドル(約3,900億円)を投じ、燃費の悪い旧型機関車2,500台の廃止と新型機関車1,300台の投入を行ったと語った。エネルギー・マネジメント・システム(EMS)についても、現役の貨物車両の約67%に導入した。
また同社は、陸上貨物輸送の環境性能を強調し、新たな機会としてサプライチェーンのサーキュラーエコノミー化も模索。利用顧客企業に対し、サステナビリティ目標の理解を促し、陸上輸で最も燃費の良い鉄道への移行に向けたエンゲージメントを行う。
加えて同社は、代替燃料や自然を軸としたソリューション(NbS)を活用し、自社の二酸化炭素排出量も削減。低炭素燃料の使用割合は、2025年までにディーゼル燃料の総消費量の10%、2030年までに同20%まで引き上げる。低炭素型ディーゼル・エレクトリック機関車技術を活用し、電気機関車の仕様も開発する。
さらに同社は、ステークホルダーへのエンゲージメントも強化。米鉄道協会(AAR)と協働し、気候変動とサステナビリティに関する政策立案を行う他、同社従業員主導のサステナビリティ課題への対応組織「プラネット・トラックス」も発足した。
【参照ページ】Union Pacific Announces Climate Action Plan to Achieve Its GHG Emissions Reduction Targets and Commits to Net Zero Target
【参照ページ】UNION PACIFIC 2021 CLIMATE ACTION PLAN
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