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【イギリス】政府、鉄鋼調達タスクフォースの最終報告書発表。原産地や環境情報のデータ強化提言

 英ビジネス・エネルギー・産業戦略省は2月22日、鉄鋼調達タスクフォースの最終報告書を発表した。同タスクフォースは2021年3月に発足。英国鉄鋼業の競争力強化のための公共調達の在り方について議論してきた。

 同タスクフォースは、グリムストーン卿と英製鉄業界団体UKスチールのガレス・ステイス事務局長が共同議長。委員には、ブリティッシュ・スチール、タタ・スチール、セルサ、リバティ・スチール等の鉄鋼大手6社、労働組合、ビジネス・エネルギー・産業戦略省、地方政府等で構成。報告書は、英国鉄鋼評議会とビジネス・エネルギー・産業戦略相に提出された。

 今回の最終報告書では、各政府の公共調達担当者は、購入プロセスの早い段階で鉄鋼サプライチェーンに関与することを提言。また、政府は、鋼材の原産地を報告し記録することを鋼材を含む新規契約の要件として設定することや、大量の鉄鋼を購入する際に参照すべきルールやツールを明確にすることも提言した。さらに英国鉄鋼規格を策定の検討も提言。製品単位のサステナビリティ情報やデジタル情報を透明化し、低炭素を始めとする環境パフォーマンスに関しても考慮すべきとした。

 他にも、同タスクフォースでは、鉄鋼セクターの脱炭素化に関する内容や、エネルギーコスト増の懸念等も話し合った。これらの内容も踏まえ、同省は近々、「英国鉄鋼セクターのネット・ゼロ・スチール報告書」の最終版も発行予定。

【参照ページ】Final Steel Procurement Taskforce sets out recommendations to support continued competitiveness of UK steel sector

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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