カナダ小売大手Loblawは3月23日、2050年までにスコープ3含むバリューチェーン全体で、2040年までにスコープ1、スコープ2でのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)を達成すると発表した。
同社は2016年、2030年までにスコープ1、スコープ2での二酸化炭素排出量を30%削減する目標を設定。エネルギー管理、設備転換、冷媒漏出への対応等を進め、2020年に同目標を達成した。今回同目標を引き上げ、対象もスコープ3まで拡大する。
まずはフランチャイズや輸送での二酸化炭素排出量削減に向け、食品廃棄、プラスチック、輸送車両について具体的な目標を標榜。食品廃棄では、2030年までに埋め立て廃棄される食品廃棄物ゼロを達成する。
プラスチックでは、2025年までにプライベートブランド(PB)商品での全プラスチック包装・容器を、再利用またはリサイクル可能なものへ転換。食品・消費財大手や小売大手が加盟する国際的な業界団体コンシューマー・グッズ・フォーラム(CGF)のイニシアチブにも参画し、廃棄プラスチック削減を加速する。輸送車両では、2030年までにカーボンニュートラルな車両へ転換する。
同社は今後、その他サプライヤーでの排出量削減に着手する。
【参照ページ】Loblaw takes action on climate change with net-zero commitment
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら