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【アメリカ】バイデン大統領、森林再生強化の大統領令に署名。環境・人権デューデリにも言及

 米ジョー・バイデン大統領は4月22日、気候変動対応型の森林マネジメントを強化することを指示する大統領令に署名した。増加している山火事に対処するとともに、炭素吸収源としての森林の役割を促進する。

 今回の大統領令では、4つの重要政策を掲げている。

  • 山火事リスク軽減のための科学的根拠に基づくアプローチの一環として、連邦政府管理地での成熟原生林の保護
  • 地域経済支援と、森林生態系及び林産物の持続可能な供給を将来にも維持するため、全米で森林再生パートナーシップを強化
  • 世界の森林減少に対処
  • 排出量削減とレジリエンスのため、自然を軸とした解決策(NbS)を包括的に展開し、気候危機に対処

 具体的には、山火事リスクの軽減では、米農務省(USDA)森林局は、10年戦略を策定し、国有地と非国有地の双方で追加で5,000エーカーの森林に対処。内務省もまた、山火事リスクの高い国有地や先住民管理地に焦点を当てたモニタリング、保守、再生での5カ年計画を策定している。

 NbSでは、今後の主要な機会をまとめた報告書の作成をホワイトハウス環境品質評議会、科学技術政策室(OSTP)、国内気候政策室に支持。また、行政管理予算局(OSTP)は、連邦政府機関向けに生態系サービスの評価ガイダンスを発行する。さらに、13の連邦政府機関が参加する米国地球変動研究プログラムに対し、米国内の自然状態に関する史上初の評価を指示し、自然の今後の変化を予測した上で、将来の投資機会を探るよう命じた。

 世界的な商品主導型森林破壊への対処では、牛肉、大豆、パーム油等の農産物を名指し。国務省に対し、持続可能な調達を促す官民パートナーシップを含め、違法伐採の土地で栽培された農産物の米国での購入を削減または排除するための政府全体によるアプローチに関する報告書の作成を主導するよう命じた。人権保護の観点も含める。させる

 米バイデン政権は、今回の政策を進めるため、2021年11月に成立した「インフラ投資・雇用法」の予算を活用。その上で所得水準の高い雇用の創出も同時に狙う。
 
【参照ページ】FACT SHEET: President Biden Signs Executive Order to Strengthen America’s Forests, Boost Wildfire Resilience, and Combat Global Deforestation

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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