国際インパクト測定ガイドラインNGOのCapitals Coalitionは5月23日、2022年の世界経済フォーラム年次総会「ダボス会議」の中で、グローバル規模での「価値委員会」を設立すると発表した。今後、主要なプレーヤーを集め、環境価値に関する国際的なフレームワークを策定しにいく。
価値委員会では、企業、金融機関、政府が共通で使える自然資本分野の価値要素を定義し、組織が自然環境へ依存している価値や、自然環境に与える影響を理解できるようにする。フレームワークが乱立していることを課題として認識し、関係者と協議し統一モデルを作りにいく。
具体例としては、漁業において、海草が1m2当たり1,000米ドルの生態系サービスを提供していることが示された場合、その漁業には1,000米ドルの価値を付与。この係数を活用し、自然への依存度や、事業を通じて海草1m2を保護または破壊することによってもたらされる影響を算出してく。
Capitals Coalitionの理事会は、共同議長をすでに任命。さらに今後、共同議長が12人の委員を指名していく。すでに関係のステークホルダー機関とのコミュニケーションを開始している。
また別途、パートナー機関制度も設け、開発、実証、テスト、関与を通じて専門知識を提供をするメンバーも募集する考え。
【参照ページ】Capitals Coalition Announces Plans to Develop Global Value Commission
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