重電設備世界大手仏シュナイダーエレクトリックと、同社の建築情報モデリングソフトウェア開発ドイツ子会社RIB Softwareは5月24日、建設資材の二酸化炭素排出量定量化ツール開発NGOの米Building Transparencyとの間で、パートナーシップを締結したと発表した。
シュナイダーエレクトリックは2020年、RIB Softwareを買収。スマートでカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)型の建物に関する知見を強化しており、今回のアクションもその一環。
Building Transparencyは、建設資材の二酸化炭素排出量を参照可能なツール「Embodied Carbon in Construction Calculator(EC3)」を開発済み。同ツールでは、環境製品宣言(EPD)認証製品に関するデータベースが無料で参照でき、サステナビリティ観点でのベンチマークや評価に使用できる。
シュナイダーエレクトリックは、同ツールによる建設資材の分析で、プロジェクト全体の二酸化炭素排出量が算定できるため、建設・不動産業界に革命を起こす可能性があると評価。低炭素型の代替資材の調達や、排出量制限の強化に関する意思決定に役立つと語った。
RIB Softwareは、EC3等のデータを使用し、建設部品の二酸化炭素を算定できるツール「iTWO costX」を開発。プロセス全体の二酸化炭素の透明性を担保し、ユーザー企業のカーボンニュートラル達成を支援する。
【参照ページ】Schneider Electric and RIB back industry-leading Embodied Carbon Calculator technology
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら