バーゼル銀行監督委員会(BCBS)は6月15日、金融監督当局向けに気候関連金融リスクのマネジメント・監督のための実務原則を発表した。2021年11月に原案を公表し、パブリックコメントを募集していた。
【参考】【国際】バーゼル銀行監督委員会、気候変動金融リスクで2本のレポート発表。リスク測定手法も提示(2021年4月27日)
今回の原則レポートでは、コーポレートガバナンス、内部統制、リスク評価、マネジメント、報告等を網羅する18の原則を提示。金融当局間での共通のベースラインを確保することが狙い。一方、原則主義の立場をとることで、国別事情を反映した監督を行う柔軟性も担保した。
今後、BCBSは、加盟金融監督当局に対し、原則の極力早い実施を期待するとともに、加盟国間の進捗をモニターし、監督当局の期待に関する共通理解を促進。国・地域間の強力なプラクティスの発展と調和を支援する考え。
【参照ページ】Basel Committee issues principles for the effective management and supervision of climate-related financial risks
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