花王とベイシアグループ傘下のカインズは7月6日、製品の梱包材として繰り返し使用可能な折りたたみコンテナの実証導入で協働すると発表した。実証期間は7月6日から12月31日まで。まずはカインズ南砂町SUNAMO店を対象に実施し、同店舗での知見をもとに、導入店舗拡大を目指す。
花王は2021年7月から、同社グループ全社員を対象にしたアイデア公募制度「01KAO」を展開しており、今回の協働は同制度でのアイデアを初めて具現化したもの。またカインズは2021年10月、スコープ3を含むバリューチェーン全体での2050年カーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)目標を設定済み。今回のアクションもその一環。
【参考】【日本】カインズ、スコープ3を超えた2050年カーボンニュートラル発表。地域コミュニティも(2021年10月27日)
小売店で製品を納入する際の梱包材はこれまで、主にリサイクル可能な段ボールが利用されてきたが、店舗での開封・廃棄作業の負担やリサイクル過程での二酸化炭素排出量が課題となっていた。
両社は今回の実証を通じ、製品輸送での品質担保、製造工場での取り扱い性、物流拠点での作業効率等を確認。販売含む店舗課題の解決、折りたたみコンテナの仕組みの検討を進める。
【参照ページ】花王とカインズ、循環型梱包材として折りたたみコンテナをテスト導入
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