食品世界大手ダノンは7月5日、植物由来たんぱく質を60%配合の乳幼児用粉ミルク「デイリー&プランツブレンド」を史上で初めて開発したと発表した。まずはオランダで「ニュートリロン」のブランド名で販売開始。2022年後半には他の国でも「アプタミル」として販売する。
欧州では、消費者の37%がヴィーガン、ベジタリアン、フレキシタリアンの食事を選択し、69%の親が子どもに植物由来食品を多く与えたいと考えているという。母乳育児でなく、健康的で植物由来の食品需要がある一方、これまで選択肢がほぼ存在しなかった。
同社は今回、非遺伝子組換え作物(Non-GMO)の大豆由来のたんぱく質を60%使用。残り40%はカゼイン及びホエイを使用する。また母乳に含まれる重要な栄養素である乳糖も配合。マイルドな植物風味とすることで、乳幼児が将来的に植物由来たんぱく質を嗜好しやすくする。
同製品は、植物由来原料の割合が高く、100%リサイクル可能な包装を採用したことで、1パックあたりの二酸化炭素排出量を、従来型製品比で約30%削減できる。
【参照ページ】Danone Marks Industry 1st With Launch Of New Dairy & Plants Blend Baby Formula
【画像】Danone
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