昭和電工傘下の昭和電工マテリアルズは8月9日、ドイツ断熱部品大手イゾライトの持株分全てを、ドイツ投資会社CERTINA Automotive Productsに売却すると発表した。
同社は、2017年にイゾライトを買収し、完全子会社にしている。ISOLITEの自動車エンジン・排気系部品等の熱マネジメント素材として、日本及び欧州での販売拡大を図っていた。しかし今回、自動車業界全体が内燃機関自動車から電気自動車(EV)にシフトする中、EVに事業ポートフォリオをシフトさせたとみられる。
同社は、昭和電工と統合前の日立化成の時代に、自動車部材事業について「グローバルトップサプライヤーになるための基盤強化」を基本方針と掲げ、自動車部品関連事業の強化を進めていた。その際に、同社が「独自の材料技術で開発したダイレクト・インシュレーション製品は、燃費向上の観点で近年欧州を中心に自動車への搭載が進んでいるターボチャージャーに接続する配管の断熱部品として、大手自動車メーカーに採用されてい」るとしていた。
【参照ページ】ドイツの断熱部品メーカー、ISOLITE GmbHの譲渡に関するお知らせ
【参照ページ】ドイツの断熱部品メーカー、ISOLITE GmbHの株式取得に関するお知らせ
【画像】Isolite
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