世界経済フォーラム(WEF)は7月27日、鉄鋼、セメント、アルミニウム、アンモニア、石油、ガスの6つの重工業のカーボンニュートラル化に向け、実現に向けた進捗状況を可視化した報告書の初版「ネットゼロ産業トラッカー2022」を発行した。アクセンチュアが協力している。
同報告書では、技術の成熟度、インフラへのアクセス、政策枠組み、低排出製品の需要、低排出資産への投資のための資本の利用可能性の5つの観点から、進捗状況を判断するため、定性的および定量的に評価した。評価には、6大重工業の製品、生産プロセス、スコープ3排出量、使用エネルギーの4つを考慮している。
評価結果では、レベル5からレベル1までの5段階で表示。技術面では全ての業種でレベル2以上になってきているが、政策枠組みや資本アクセスの面では、鉄鋼、セメント、アルミニウムではレベル1と判断された。一方、需要面では、鉄鋼、アルミニウム、天然ガスではすでにレベル4となっており、取引先のニーズは高まっているとした。
WEFは今後も進捗把握を進めていく。
【参照ページ】New Net-Zero Tracker Gives Heavy Industries a Platform to Catch Up on Climate Goals
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