伊藤忠商事、同社傘下の伊藤忠プラスチックス(CIPS)、ファミリーマート、旭化成の4社は9月12日、PET(ポリエチレンテレフタレート)回収からリサイクルされるまでをトレース可能なアプリの実証を開始すると発表した。対象店舗は、東京都葛飾区内のファミリーマート1店舗。実証期間は約2ヵ月。
同アクションは、旭化成が2021年に発足したサーキュラーエコノミー実現に向けたデジタルプラットフォーム構築プロジェクト「BLUE Plastics」の一環。同プラットフォームでは、IBMのブロックチェーン技術を活用し、リサイクルチェーンにおけるデータ改竄を防ぎ、トレーサビリティを担保する。
今回の実証では、ファミリーマートに設置した回収箱で、消費者の使用済みペットボトルを回収。消費者は、回収箱に記載の二次元コードをスマートフォンで読み取り、投入したペットボトルの本数をアプリ上で登録することで、投入したペットボトルのリサイクル状況や、リサイクルによる二酸化炭素削減貢献量を確認できる。確認できるのは、工場でペットボトルが加工され粒状のペレットになるまで。リサイクル状況の可視化が、消費者の行動に与える影響を検証する。
リサイクルチェーン上では、明和運輸、利根川産業、アース・グリーン・マネジメント、遠東石塚グリーンペットも協働する。
【参照ページ】ペットボトルがリサイクルされる過程をスマホのWebアプリで確認 プラスチック資源循環プロジェクト「BLUE Plastics」
【画像】伊藤忠商事
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