スペイン電力大手イベルドローラは9月29日、スペイン醸造ゴンサレス・ビアス及びグルーポ・エンペラドールがスペイン・トレドに保有する葡萄園で、同国初のスマート太陽光発電設備を実証導入したと発表した。伊ITシステム開発Techedgeと太陽光発電パネル製造スペインPVHも協働した。
同アクションは、農村部の一次産業での太陽光発電の活用促進に向けた、イベルドローラのスタートアップ企業支援プログラム「PERSEO」の一環。同社は今後1年間、同プロジェクトの結果をモニタリングし、同国内の他の葡萄畑にも同様の設備を導入予定。
今回のプロジェクトでは、葡萄農園にセンサーを設置し、日射量、土壌の湿度、風の状態、葡萄の木の幹の太さ等を記録。さらに人工知能(AI)を活用し、葡萄の木に設置した太陽光発電パネルの最適な傾斜角度を随時制御することで、葡萄の品質向上、土地の有効活用、灌漑用水消費量の削減、作物の気候変動レジリエンス向上を実現する。
【参照ページ】Iberdrola starts up Spain's first smart agrovoltaic plant in Toledo
【画像】Iberdrola
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